基本的なシルエットの分類
シルエットのどこをタイトにボリューミーにするか、意識することで、全体のバランスが整います。
シルエットのトレンドは時代によって大きく変化するため、トレンドのシルエットを把握して、お好みに匙加減を調整します。
以下が、基本的なシルエットです。
Iライン
上半身も下半身も全体的に細いor太い。Tシャツにデニム等。もっとも一般的。
Yライン
上半身にボリュームがあり下半身は細い。コートにスキニー等。
Tライン
Yラインに似ているが、より上重心。
ボアジャケットに細身のボトムス等。韓国ファッションに多い。
Aライン
上半身が細く下半身は太い。スカート、マキシワンピース等。
Xライン
上半身も下半身もボリュームがあり、ウェストが細いor腰高。
ボリュームあるスリーブにAラインのボトムス、全体的にビッグシルエットでタックイン等。古着ファッションに多い。
重心のイメージ【追記】
一般的に、男性は上半身の筋肉が多く、女性は骨盤が広い為、男性=上重心、女性=下重心というイメージがあります。
▼女性と男性、日本人と外国人の体型
/undefined/beginner1_3/
体のシルエットの重心のイメージ
体のシルエットの重心の置き方で印象が変わってきます。
上重心:男性的。強そう。大人っぽい。引き締まった。(肩パッド、タイトなパンツ)
下重心:女性的。かわいい。従順。エレガント。ゆったり。(スカート、振り袖、サルエルパンツ)
どちらでもない:中性的。ナチュラル。
ミックス:男性的要素、女性的要素、どちらも強調される。メリハリ。ちぐはぐに見えることも。
例えば、
・肩パッドのあるジャケットとスカートを合わせると、自立した女性らしいイメージになります。
・肩パッドのあるジャケットとサルエルパンツを合わせると、上下に引き伸ばされたイメージになります。
服のシルエットの重心のイメージ
服や持ち物等のシルエットの重心の置き方で印象が変わってきます。
上重心:男性的。強そう。引き締まった。(Tシャツ、タイトなパンツ、ボディバッグ、ロングブーツ)
下重心:女性的。かわいい。従順。エレガント。ゆったり。(ドルマンスリーブ、キャミソール、スカート、サルエルパンツ、ロングネックレス、ショルダーバッグ)
どちらでもない:中性的。ナチュラル。
ミックス:男性的要素、女性的要素、が中和される。
服のパーツの重心のイメージ
ボタン、ポケット、襟、等のパーツが上に集まっているか、下に集っているか、で印象が変わってきます。
パーツ上重心:引き締まった、きっちりした、イメージ。(トレンチコート)
パーツ下重心:ゆったりした、オフな、イメージ。(ドロップショルダー)
どちらでもない:ナチュラル。
ミックス:どちらも強調される。上下に引き伸ばされたイメージになり易い。
重心をミックスすると、メリハリのあるイメージを作り易いです。
例えば、
ジャケットやボリュームのあるトップス等の上重心の体のシルエットを強調するものに対して、
下重心の体のシルエットを強調するワンピース等、
下重心の服のシルエットである首回りの広いめなトップスやロングネックレス、ショルダーバッグ等、
下重心のものを合わせてバランスを取るとメリハリがでます。
長さのイメージ
短いものと長いものを合わせると、
お互い特徴を強調し合う為、メリハリのある印象になります。
例えば、
ロングコートとショートブーツ
ショートスカートとロングコート
ショートスカートとロングヘアー
ハイウェストとショルダーバッグ
ハイウェストとロングスカート
振り袖等
です。
長さを思い切り短くしたり長くしたりすると、インパクトのある華やかな印象になります。
例えば、
ショート丈のトップスやボトムス、
花嫁のロングベール、等
服の形の種類
よく見るもの:伝統的、落ち着いた、退屈、古いイメージ。
珍しいもの:新鮮、変わった、派手なイメージ。
▼一覧
https://www.modalina.jp/modapedia/
服の形の曲線・直線の合わせ方
曲線と直線は、以下のようなイメージがあります。
曲線:ソフト、優しい、優雅、グラマラス
直線:シャープ、クール、マニッシュ
曲線と直線が入り混じっても良いですが、
例えば、上半身は直線のみ、下半身は曲線のみ、となると違和感が出易いです。
厚着・薄着の組み合わせ方
上半身と下半身を比較して暑いのか寒いのか解らない、のは違和感があります。
気温室温に合わせて、温めるか涼しくするかを統一しましょう。
ダウンコートにスカート、生足にブーツ、胸元がざっくり開いたニット、等
現状このようなファッションもありますが、近年、見え方や色気よりも女性の体調を重要視する傾向にあり、
廃れていくのではないかと思います。
服の形の系統
大まかに8種類に分類できます。
一つに絞ると統一感が出ます。
複数合わせても良いです。(エレガントとモダン等)
・エレガント:ブラウス、ロングスカート、等
・ロマンチック:フリルスカート、チュールスカート、等
・エスニック:サルエルパンツ、等
・カントリー:クラシカルなワンピース、ウェスタン、等
・アクティブ:Tシャツ、タンクトップ、ハーフパンツ、スニーカー、等
・マニッシュ:ジャケット、ミリタリー、等
・モダン:あまり無い形。
・ソフィスティケート:よくある形。
▼8種類
https://furugishion.com/work/fashion-image/
目的、文化別の形
目的や文化別に統一感を出すと、気合入り過ぎているように見えやすいです。
何種か目的、文化を混ぜると、ちぐはぐに見えやすいです。
その時の流行りによっても変わって来ますが、流行りに疎い人には、「なんで今そんな格好なの?」と評判が悪くなり易いです。
スポーツウェア
スポーツをする時の服。
ジャージ、ランニングシューズ、等。
マリンルック
海辺に相応しい服装。水兵をモチーフにした服装。
夏と海のイメージ。
ボーダー柄のTシャツ、デッキシューズ、等。
サファリルック
狩猟服や旅行服のスタイル。サファリとは、アフリカでの狩猟旅行のこと。
夏とアウトドアのイメージ。
サファリジャケット、等。
ウェスタン、ヒッピー
カウボーイのような服装。
カントリーなマニッシュなイメージ。
ウェスタンブーツ、ウェスタンシャツ、フリンジ、大きいバックル、等。
昔のギャルのイメージもある。
https://www.web-across.com/observe/d6eo3n0000018p0r.html
ヒップホップ
ラッパーのような服装。
マニッシュなイメージ。
スポーツブランドのパーカー、大振りなジュエリー、ルーズなシルエット等。